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電子書籍に新ジャンル登場! 「ボイス付き小説」とは? マルチメディア小説で読書の概念が変わる!?
 期待感や注目度が市場展開に先行している感もある電子書籍シーンだが、新たに誕生した規格には、市場の裾野が一気に広がる可能性も秘められている。バンダイナムコゲームスが今年4月から展開する「ボイノベ」もそのひとつで、簡単に説明すれば“ボイス(声)が出る小説”。年配の方なら、“飛び出す絵本”を初めて目にした時の衝撃を思い起こされるかもしれない。

 ボイス(セリフ朗読)には人気声優を起用し、文章の背景には描き下ろしのイラストを挿入。場面ごとに異なるBGMを流すなど、読書を“より楽しむ”ための工夫が施されている。文字情報だけだった小説をマルチメディア化した点でも、電子書籍ならではの新フォーマットといえそう。ボイノベはiOS/Android用アプリなので、スマホやiPadなどのタブレットをよりマルチメディア端末化する武器としても魅力的だ。

 小説とは文章の背景からイメージを連想して楽しむもの。そうした意見も根強いだろうが、ボイノベは題材となる原作が「テイルズ オブ」シリーズ(バンダイナムコゲームス)などの人気ゲームタイトルを扱う。マルチメディア展開を得意とする同社らしく、ゲームやビジュアルノベル、ライトノベルを好むカジュアルなファン層を取り込むことで、新たな市場を形成しつつあるようだ。現に、ユーザーからは「小説なのにグイグイ読める」「声付きだからどっぷりハマる」などの声が寄せられているという。

 「テイルズ オブ ヴェスペリア」が配信中だが、次回作として「アイドルマスター」シリーズのアニメ版・劇中劇「無尽合体キサラギ」を準備中だとか。「テイルズ オブ」「アイドルマスター」は、いずれもゲーム&アニメ・ファンから“神ソフト”として崇められてきたシリーズで、“アイマス”(アイドルマスターの通称)好きな筆者としても見逃せない!? こうしたキラーコンテンツが積極的に導入されていけば、沈滞気味な電子書籍市場に風穴を空ける起爆剤ともなり得るはず。“本を読む”という概念が根底から変貌するかもしれない「ボイス付き小説」を、怖いモノ見たさで体験してみてはいかがだろうか。

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